「もしかしたら私って過敏性腸症候群かも?」って思ったら、一度全般的な知識を知っておくのは大切だと思います。
ネットや知人の情報は、網羅的でないことも多く信ぴょう性に欠けるものもあったりします。そのため、書籍から身につけた方がいいでしょう。
(もちろん、書籍も完ぺきではないし、医学が進めば情報も変わります)
今回は、「コロナ渦のストレスで、どうもお腹(特に、腸関係)の調子が悪い」という方に向けた鳥居明氏著「図解よくわかる 過敏性腸症候群で悩まない本」の感想紹介です。
過敏性腸症候群に関する基本知識を身に付ける書籍の紹介「よくわかる過敏性腸症候群で悩まない本」
「図解よくわかる 過敏性腸症候群で悩まない本」は、過敏性腸症候群と周辺知識を見開き1ページずつ解説しています。
気を付けないといけないのは、自己判断で「私は過敏性腸症候群」として、病院に行かないこと。
私の知り合いでよくお腹が痛くなるアラサー女性は、ひどい腹痛とさらには血便などで病院に行き、「潰瘍性大腸炎」と診断されてしばらく仕事をお休みしていました。
私が、腹痛や嘔吐で病院に行ったときにも、レントゲンや超音波検査などで明らかな異常がないかを調べました。
病院での診断の流れについても書籍では紹介されているので、「症状はまだ軽い」と思っているうちに読んでみるといいでしょう。
過敏性腸症候群で処方される薬や市販策について
また、薬についても一般的にどんなものが処方されているのか書かれています。
私も毎日飲んでいるプロバイオティクス(サプリ)や、症状に応じて飲み分けている薬についてもきちんと紹介されていたのでなんか安心しました(笑)
痛み止めやガス駆除剤、酸化マグネシウムなど、体調や症状に合わせて飲んでいます。
私が勝手に判断できるのは自分のことまで。
あなたとは症状も体質も似たところがあっても全部同じではないので、薬も自分に合ったものを選んでいくのがベストです。
一番の発見は、「過敏性腸症候群は大腸の不調」
過敏性腸症候群というのは、具体的には大腸の不調です。
ここで、「アレ?私はどちらかというと小腸の方に不快感がある」と気づきました。
小腸の不調については、「図解よくわかる 過敏性腸症候群で悩まない本」では書かれていませんが、江田証氏著「小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」(小腸内細菌増殖症)から身を守れ!」を読んでみた方がいいですね。
結局は、小腸と大腸両方の不快症状で悩んでいるのだな…ということが分かります。
FODMAP食については、「図解よくわかる 過敏性腸症候群で悩まない本」でも軽く紹介されていますが、もっと詳しく知りたいなら江田証氏の書籍を読んだ方がいいです。
さいご
こうゆう体質的な過敏症は、HSPなどとも関係があるのだろうなと思います。
※HSP(Highly Sensitive Person)…ハイリー・センシティブ・パーソンの略、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」
「図解よくわかる 過敏性腸症候群で悩まない本」では、広く浅くの情報で過敏性腸症候群に関して知ってもらうことを中心としてます。
更に深く解決策として模索していくなら、ストレス対策にもなるマインドフルネスや認知行動療法などを取り入れてみるのもいいですね。
薬はあくまで薬なので必要以上に頼りたくはないというのがあります。心の状態を安定させることで腸の症状もよくなると、今の脳腸相関に関する研究で考えられてきています。
今日一日が、あなたにとっていい一日でありますように☆