すこやかぐらし

健康オタクなアラフォー主婦が、健康的に暮らすために実践していること

お腹が痛くて悩んでいるなら、「腸と脳」の知識を身に付けよう。

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今週のお題「外のことがわからない」

 

結論「外のことが分からないどころか、内のことさえ何もわかっちゃいない」

 

と、エムラン・メイヤー著「腸と脳」を読むと感じるようになります。人が意識してできることは、約5%。残りの95%ほどは無意識に行われています。お腹が常々痛いと悩んでいるけど、何がどうなって痛くなっているのか理解しようとしていますか?適切なアドバイスをくれる医師はいますか?

 

 

書籍では、腸内にすむ微生物(マイクロバイオータと表現)が、過敏性腸症候群の様な腹痛だけでなく、脳疾患であるパーキンソン病うつ病アルツハイマー病にまで影響を及ぼすことについて書かれています。私は過敏性腸症候群に悩んでいるので、その部分について当記事を書いています。

 

過敏性腸症候群になる人

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私の抱える腹痛は、過敏性腸症候群IBS)の部類だろうと思っています。お腹が痛くなり出すのは、主に夕方から、ひどい時は夕食後に腹部の激痛と下痢嘔吐が起こります。

医師にはっきり言われたわけじゃありません。レントゲンやエコー検査をしても異常はなく、分かるのは小腸にまでガスがたまって異常にお腹がごろごろしていること。

痛み止めと整腸剤や漢方薬を処方され、最終的には「運動して(腸を動かすように)」でした。

 

とある記事では、ガス型は過敏性腸症候群に入らないというものを見たこともあります。とはいえ、よくお腹は痛くなりますし、ここでは過敏性腸症候群として話をすすめます。

通年を通してではなく、2月や5月、出勤日、自分がかかわるイベントの準備期間などに起こりやすい。

 

過敏性腸症候群になりやすい人は、生まれ持っての遺伝的な部分と乳幼児期の環境的要因がまず一つとしてあります。

あと、当たり前ですが、食事。おもに、アメリカ的日常食が腸内環境を損なうとしています。

 

お腹が痛くなるの原因の一つ「ストレス」

 

脳と腸は思っていた以上に密接に関連しているそうで、書籍では「脳腸相関」という言葉が使われています。

 過敏性腸症候群は、脳腸障害の一つに当てはめられています。

 

 

意気消沈すると、腸はほとんど動かなくなる。(p.37)

 

5月の不調は、まさに気落ちしていることで腸の動きが悪くなったのかもしれません。3月から4月の環境の変化とGWの連休ストレスが、積み重なって腹痛を起こしている可能性はあります。

 

あなたの腹痛の原因は、なんですか?

 

ストレス対策 おすすめは「瞑想」

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 日常的に全くストレスを抱えないで暮らすのは難しいと思います。でも、ストレスに対して強い人と弱い人がいます。

私たちのように腹痛に悩んでいる人は、ストレスに弱い方。やっぱり何かしらの対応をした方が健やかに暮らせるようになるのでしょう。

 

最近、瞑想アプリを使って瞑想をしています。瞑想や散歩、読書などには、ストレスを低減させる効果があります。

その中でも、瞑想は、何もなくてもできるので今すぐに始めることができます。とにかく、敷居自体は低く、かつ効果のあるストレス対策です。

 まずは、瞑想アプリをすぐにダウンロードして1日約20分でいいから瞑想をしてみてください。数か月、自分と向き合うようにするんです。急に、大きな変化が来ることはないので気づきにくいですが、変わっていくはずです。

 

↓私が使っているのは、Meditopiaの無料のみ。

play.google.com

 

あと、年1回なのですが、ヨガ教室に行きます。ヨガのポーズを日常のストレッチに取り入れるためと、自分の癖をリセットするため。私の行くヨガ教室でも、呼吸を大事にしているので瞑想時間があります。日々の喧騒を忘れられる1時間です。

 

遺伝的要因や幼少期の腸内環境の形成をどうやって変えるのか?

自分の遺伝子を意図的に変えることはできないし、幼少期に戻って腸内細菌の種類を増やすことも出来ない。

 

では、どうやって大人になってから、遺伝や幼少期の影響を変えることができるのか。

 

ここらへんは、難しくなるのですが、

 人間の脳には前頭前皮質と呼ばれる素晴らしい領域があります。この領域は、変わってしまった脳神経回路の働きをくつがえし、新たな行動を学ぶ能力を与えてくれます。(p.139)

 という前置きから始まりますが、

前頭前皮質ってなんやねん!」とありきたりな関西弁で突っ込みたくなるので補足します…

前頭前皮質による機能を表す最も典型的な用語として、実行機能 (executive function) がある。実行機能は対立する考えを区別する能力の他、現在の行動によってどのような未来の結果が生じるかを決定する能力、確定したゴールへの行動、成果の予測、行動に基づく期待、社会的な"コントロール" (もし行ってしまったら、社会的に容認できないような結果を引き起こすような衝動を抑制する能力)に関係している。

(参照:前頭前皮質 - 前頭前皮質の概要 - Weblio辞書

 これでも、全然わかりませんね(;'∀') だから科学って難しいのだな…!?

 

自分の行動の決定をしている部分なのかなと思われます。

 

そのため、認知行動療法の短期コース(というのがあるらしい)、催眠療法、マインドフルネス・ストレス軽減法などのセラピーが役に立つのだそうです。

 

これは、過敏性腸症候群でも効果があるとされていて、セラピーで脳の配線を変えてあげることで、ストレスに対する過剰反応をコントロールできるように支援してくれるんだそう。

 

瞑想(マインドフルネス)は、自宅ででき、お金もかからないのでやってみる価値はあると思います。

 

ちなみに、昨今、新型コロナの影響でめちゃめちゃ消毒された空間にいるので今の時期の乳幼児は、意図的に自然環境に触れないと腸内細菌数が少なくなったり、なんというか、将来的に何か影響がいろんなところで出てくるんじゃないかと危惧しています。

 

まとめ

「腸と脳」は、本を読みなれていないとかなり難しいです。しかも、専門用語が多いので、皆さんにおすすめできるとまでは言えません。

ですが、腸と脳が密接に関係しているということを、ここまで詳しく建設的に書いてある本に初めて出会いました。本としては、とてもいい本だと思います。

過敏性腸症候群は、お腹の病気だと思っていたのに、実は脳腸障害であったのです。

 

今の医学では、過敏性腸症候群に対する画一的な治療方法は見いだせていませんが、瞑想などによってストレス対策をすることでも一定の効果がありそうです。

あとは、やっぱりストレス負荷の高いことをいくつも抱え込まないことも大切かな…というのが個人的意見です。そうゆう意味でも、自分を知らないといけないですね。

 

一方で、食事の面からのアプローチによって、改善させることも出来るようです。これについては、また次回お話します。