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暗記ばかりのつまらない歴史教育と教えきれていない歴史 「学校が教えない本当の日本史」

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こんにちは。マミーネです。

 

私はone-piece好きで、たまたま見つけた伊勢雅臣氏著「学校が教えない本当の日本史 (扶桑社BOOKS)」の表紙に「和の国」という文言あり目に留まり手に取ることにしました。

動機は安直に「one-pieceの謎を紐解くヒントが見つかるかもしれないから」

これが想像以上に、面白かったです。自分の知らない歴史を知ることができたことに対する感動と沖縄が舞台となった戦争の悲しさとそこでの犠牲者に対する悲しみと、キリスト教徒に対する織田信長豊臣秀吉徳川家康たちのとった対応の凄さ。

 

そして、結局、学校でひたすら暗記科目として覚えた歴史の浅さを感じました。

 

 

暗記ばかりのつまらない歴史教育と教えきれていない歴史 「学校が教えない本当の日本史」


学校が教えない本当の日本史 (扶桑社BOOKS)

 

佐藤優氏の「読書の技法」を読んでから、基本的な教養を身に付けないと「アホな大人」になってしまうな。と思った私は、もともと興味のなかった「歴史本」も時折読むようになりました。

どれを読もうと決めているわけではなく、たまたま目に留まったタイトルが面白そうなものくらいな感じです。

 ↑こうゆうの。これも面白かった。

 

今回、「学校が教えない本当の日本史 (扶桑社BOOKS)」を選んだのは「和の国」と「学校が教えない」ってところがポイントだったのかもしれませんね。

 

暗記ばかりのつまらない歴史教育

高校1年の時の世界史の先生は、「黒板のアート」と言われるくらいに黒板全体で歴史を表現していました(笑)ですが、それ以外の先生の授業は、全く覚えていません。

 

「歴史」というと、暗記科目としてひたすら暗記してテストに備えるくらいなもので、歴史の薄っぺらい部分をスッと引きはがして頭に入れたくらい。

薄すぎるので、テストが終われば忘れます。

 

そんなものだから、歴史自体は面白いとは思いませんでした。それなら、歴史小説や純文学の方が面白くて、藤沢周平とは司馬遼太郎とか、夏目漱石とかそこら辺を読んで楽しんでいたタイプです。

 

大人になってから、気づくと歴史が変わっていると知りました。新しい歴史的事実を発見したことや再解釈的なものだと思われます。

例えば、歴史の研究でもいろんな派閥のようなものがあり、それによっても歴史の解釈のされ方は違ってきますよね。

今でいうと、アメリカの「トランプ派」か「反トランプ派」か。

きっと、トランプ派の人が描く今と反トランプ派の人が描く今は全然違って見えるでしょう。(結局は、「今」が語り継がれて歴史となる)

 

私たちは、知らず知らずのうちに歴史教育でさえプロパガンダ(大衆扇動)を受けているのかもしれません。(というか、受けていたのだろうな)

 

 教えきれていない歴史 「学校が教えない本当の日本史」

学校が教えない本当の日本史 (扶桑社BOOKS)」を読んで、私はアイヌや沖縄に関する歴史を全然知らないということに気づきました。そして、大体は教科書に書かれているくらいなイメージしか残念ながら持っていません。意識して学ばない限り入ってくることのない情報ですから。

 

学生の時、沖縄生まれの知人が「未だに本州のことを、沖縄では本土という」って話をしていたときに、沖縄の人から見た本州に対する価値観はそうゆうものなのかと感じました。

 関東に暮らしていると、歴史的な地域間差をあまり認識できないと思います。「本土」という言葉も使いません。

「えたひにん」は私が子供のころでも親世代の結婚のアレコレ話として聞きました。もしかしたら、いまだにそうゆう部落があるのかもしれませんね。

かなり繊細な部分なので、歴史好きのお友達とお話するときに話題にしたいと思います。

 

何が言いたいかというと、「教えられない歴史と補う副読本」と表紙下に書いてある通り、教科書では全然賄いきれていないどころか、一方的な歴史の見方しか書かれていないので暗記教科になってしまっているのですね。

もっともっと歴史的背景を知っていけば、色々な価値観やモノの見方を養うことができますね。「誰の目」から見たら、どう見えるのか?というのを学ぶために歴史があれば、もっと面白いと思います。

 

one-pieceの謎を紐解くヒントはあったか?

残念ながら、ありませんでした。というか、見つけられませんでした。私はまだまだ歴史に関する知識がなさすぎです…

 

が、ワンピースでは歴史的な人物から名前をもじっていることもあり、

バーソロミュー・ディアスとドン・バルトロメウが登場。

バーソロミューといえば、革命軍のクマで、バルトメロウはバルトロメオなのか?

とこれらの名前を見つけたときには、ドキドキしました!

 

何気に歴史好きになるきっかけだったりするのですよ、ワンピースって。

戦国から江戸時代にかけてのキリスト教徒の冷戦は、けっこう目を見張るものがありました。織田信長豊臣秀吉徳川家康は知らない人はいないというくらいの歴史的人物でしたが、書籍で紹介されているような戦略は知らなかった。

もしかしたら、大河ドラマとか見ている人だと、こうゆうのが描かれているのを見ているのかもしれない。

ワンピースは、キリスト教の話をヒントにしているなんて予測をしている人もいるくらいです。

 

読む人変われば、見方も変わる

私が、「この本面白い!」と言っていたところ、旦那からは「「本当の」と言える理由はなんだろ、何が本当ってどうして分かるんだよ」とご意見が。

 

まー、ごもっともで。

 

本当のことがどれかなんてわかりません。今の私たちにできるのは、どれが本当か正しいかなんてわかりませんが、できる限りの最善策を尽くしていくことだけでしょうよ。

 

そのために、歴史を通して色々なものの見方を養うのが「本当の日本史」が伝えたかったことなのでしょう。

 

まとめ

 

小学生の子供が、なぜか本を手に取ってパラパラと流し読みしていました。

まだ分からない内容かもしれないけど、高校生くらいになれば読める内容。受験のための勉強だけでなく、教養を身に付けるために読んでくれたらいいな~と思いました。そのためにも、私が学ばねばならぬのです。